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花總まり女優再挑戦で受賞「もう迷わない」

2016年4月18日 17:37
花總まり女優再挑戦で受賞「もう迷わない」

 元宝塚歌劇団娘役トップで女優の花總まり(43)が18日、都内で行われた第41回菊田一夫演劇賞の授賞式に出席した。

 2015年に帝国劇場で上演されたミュージカル「エリザベート」におけるエリザベート役の演技が評価され、伝統ある演劇賞の大賞に輝いた。

 2006年に宝塚退団後、表舞台から身を引いていたが、10年に女優復帰した。
 「退団してからしばらく舞台を辞めておりました、そんな私が受賞させていただいて何とも言えない気持ちでいっぱい。『舞台を通していろんな方に希望や夢や生きる喜びを伝えることができる、あなたは絶対やらなきゃだめよ』と言ってくださった、今の事務所の社長と副社長に感謝の気持ちでいっぱい。この出会いがなかったら今の私はなかった」と感無量。「こんなに大きな素晴らしい賞をいただき、もう迷うことなく演じる道を頑張っていかなければいけないと実感しております。これからも日々精進し、頑張ってまいりたい」と瞳を潤ませた。

 「エリザベート」役には運命的な縁があり、1996年に宝塚歌劇団「エリザベート」でも同役を演じていた。
 女優としての評価を確実なものにした配役に感謝で、「エリザベートはかけがえのない役。20年たった今、もう一度この作品にこの役で再チャレンジすることを私に与えてくださいました関係者の皆さまに、感謝でいっぱいです」としみじみと語った。

 演劇賞は歌手で女優のソニン(33)らが受賞した。
 個人で演劇の賞を受賞するのは初めてというソニンは、「演劇出身でもありませんし、大きな賞には縁のないものだと思っていました。このような日が来るとは思っていなかった」と感涙した。