井上芳雄「ちょっと若かったところもあった」 約12年ぶりに人気ミュージカルを再演 浦井健治とも共演
ミュージカル『二都物語』は、『オリバー・ツイスト』や『クリスマス・キャロル』などで知られるチャールズ・ディケンズの小説が原作。18世紀のイギリスとフランスを舞台に、美しく壮大なロマンス物語が描かれます。
小説はこれまでに全世界で2億冊以上発行されており、2007年にアメリカでミュージカル化され、2008年にはブロードウェーに進出しました。2012年には韓国で上演。日本では2013年に東京・帝国劇場で初上演され、今回約12年ぶりに明治座で再演されます。主人公の弁護士シドニー・カートン役を井上さん、フランスの亡命貴族チャールズ・ダーニーを浦井さん、その二人から思いを寄せられているルーシー役を潤さんが演じます。
■井上芳雄 「また挑戦させてもらえるのは役者としても幸せなこと」
初演にも出演した井上さんは、「10年以上たって再演って、いままで僕は経験ないので、再演が実現するのはすごくうれしい」と話し、「12年前、シドニー・カートン役を一生懸命やらせてもらいましたけれども、ちょっと若かったところもあったと思うので、今また挑戦させてもらえるのは役者としても幸せなことだなと思っています」と、再演できることへの喜びを明かしました。
■浦井健治 「この作品のなかで未来へ託す思いを込めて」
同じく初演に出演した浦井さんは、「また、チャールズ・ダーニーを演じることができることを光栄に思います」とコメントし、井上さんと12年ぶりの共演について「“いまは子どものままで”という楽曲があるんですけれども、12年後に、この作品のなかで未来へ託すといいますか、そういった思いを込めてデュオで歌わせていただけるのはすごく幸せなこと」と話しました。
■潤花「大切にルーシーという女性を生きていきたい」
宝塚歌劇団退団後、初のミュージカルとなる潤さんは、「このような素晴らしい作品とのご縁に、心からうれしく思っております」と話し、演じるルーシーについて「人を愛することの深さだったり、守るものが増えたときに人は強くなるなと、彼女を見てすごく感じました。この作品のなかで彼女が生きていく間で変化していくところだったり、女性として私自身も共感できるところがすごくありました。大切にルーシーという女性を生きていきたいなと思っております」と意気込みを明かしました。
ミュージカル『二都物語』の東京公演は、明治座で5月7日(水)~31日(土)に上演されます。