井上芳雄「感謝の気持ちを伝えたい」 歴史を振り返る品々を展示 帝国劇場展に森公美子とアンバサダーに就任
『エリザベート』や『モーツァルト!』、『ナイツ・テイル-騎士物語-』などの作品に出演した井上さんは、「私の舞台人としてのキャリアは帝国劇場でのオーディションから始まり、初舞台も2000年6月『エリザベート』帝劇公演でした。劇場では、役者として舞台裏でスタッフの皆さんに支えられ、観客としてその迫力ある大きな舞台に毎回驚かされました」と振り返りました。
続けて、「帝劇の魅力は、出演者も観客も温かく包み込む懐の深さにあります。建て替えのニュースは寂しいですが、この展覧会を通じて、これまで帝劇に関わった劇場関係者やお客さま、全ての方々へ感謝の気持ちを伝えたいです」と語りました。
そして、『屋根の上のヴァイオリン弾き』や『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』などの舞台を踏んできた森さんは、「帝劇はお客さまと役者とスタッフが一体になれる劇場です。劇場にもお客さまにも品格があって、演技を含め変な振る舞いができない規律みたいなものが自分自身に生まれる特別なところです。何度も通った稽古場と楽屋、客席が隅々まで見渡せる舞台、そしてたくさんの人との出会い……すべてが私にとって宝物です。今回の展覧会では楽屋の再現や着到板の展示などを通じて、劇場の裏側も感じていただけます」とコメントを寄せました。