尾崎裕哉、父超えるとは言わないが飛躍誓う
シンガー・ソングライターの尾崎裕哉(27)が4日、東京・よみうり大手町ホールで「billboard classics 尾崎裕哉プレミアムコンサート−『始まりの歌』−」を開催した。
昨年10月からライブ活動を始めた尾崎の、初のソロコンサートは、クラシック専用ホールを選び、クラシック仕立てで提供するもの。昼夜2回公演で計1000人が駆けつけた。
ダークスーツ姿で登場した夜公演では、「とても、ぜいたくな時間です。一緒に楽しんでいってください」と呼びかけた。
バックの演奏は、弦楽カルテットとピアノ。ステージには「きょうのためのに借りてきた」というアコスティックギター6本が並び、曲に応じて使い分ける。
楽曲はオリジナルのほか、松田聖子や玉置浩二、そして父で故・尾崎豊さんの名曲「I LOVE YOU」のカバーなど14曲を、本編で歌い上げた。
当初、アンコールは予定されていなかったというが、観客の熱烈な拍手と「アンコール!」の叫びに誘われ、再び登場。
「みんなで歌いましょう」と呼びかけ、アカペラで父の名曲「OH MY LITTLE GIRL」の1番を披露。サビの部分は客席と一緒に合唱を楽しんだ。
ステージを去る際、表情を引き締めて「もっともっと上を目指して頑張らないと。せっかくやるからには、父親を超えるとは言わないけど、少なくとも同じように胸を張れるようなアーティストになって、世の中に影響を与えられるようになりたいと思います」と誓い、「応援よろしくお願いいたします」と頭を下げた。