宝塚歌劇団月組新トップスターの珠城りょう（たまき・りょう）、新娘役トップの愛希れいか（まなき・れいか）らが８日、都内で行われた「グランドホテル／カルーセル輪舞曲（ロンド）」の制作発表会見に出席した。

　「グランドホテル」は１９８９年にブロードウェーでトミー・チューン氏の演出・振付で幕開けした人気ミュージカル作品。宝塚バージョンとしては、９３年以来の再演となる。
　
　新トップの珠城は「舞台人としても男役としてもまだまだ未熟ですが、今の自分にできる精いっぱいの努力をして、今の私たちにしかできない２つの作品を作り上げていきたい」と意欲的。

　どんなトップになりたいか聞かれると、「月組はひとりひとり舞台にかける思いがとても熱い。その先頭を走っていくうえで、自分が一番、舞台に向かってひたむきに、明るく務めていけたらな」と明かした。

　新娘役トップの愛希も「すごくワクワクしています。新しい月組のスタートにとてもふさわしい作品」と思いを伝えた。

　来年１月１日〜３０日に兵庫・宝塚大劇場、２月２１日〜３月２６日に東京宝塚劇場で上演する。