猛暑対策が懸案となっている２０２０年東京オリンピックのマラソンについて、組織委員会は、スタート時間を午前６時に早める方針を固めたことが分かった。

東京オリンピックのマラソンのスタート時間は、ことし７月、午前７時と決められていた。これに対し、日本医師会などは熱中症を防ぐため、組織委員会や政府に対し、午前５時半に繰り上げるよう要望していた。

こうした中、組織委員会は、観客やボランティアが利用する交通機関への影響なども考慮し、スタート時間を午前６時とする方針を固めたことが分かった。

現在行われているＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）との調整会議で最終調整し、５日にも発表される見通し。