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マラソン開始時間 さらに早める方向で調整

2018年11月21日 15:15
マラソン開始時間 さらに早める方向で調整

2年後の東京オリンピックのマラソン競技について、組織委員会は、スタート時間を現在の午前7時からさらに早める方向で調整を始めた。今後、関係機関と慎重に調整を行っていくとしている。

マラソンのスタート時間は、招致段階の計画では午前7時半だったが、猛暑への対策として30分早めて午前7時とすることが、今年7月に決まっている。

一方、日本医師会などが熱中症などの危険性を指摘し、暑さ対策としてスタート時間を午前5時半とするよう、組織委員会と政府に相次いで要望した。

こうした中、組織委員会はスタート時間をさらに早める方向で調整を始めた。一方、スタート時間を大幅に早める場合、選手への影響に加え、交通面での課題もあるため、どの程度早めるかなどについては、IOC(=国際オリンピック委員会)や競技団体、東京都などと慎重に協議を進めるという。

暑さ対策をめぐっては、組織委員会の森会長がサマータイムの導入を安倍首相に要望し、安倍首相は自民党内で検討するよう指示していたが、党内の研究会は、東京オリンピック・パラリンピック前の導入を断念した経緯がある。