シンガー・ソングライターのピコ太郎が２３日、東京・半蔵門の国立劇場で行われた初春歌舞伎「通し狂言　しらぬい譚（ものがたり）」にサプライズ出演した。

　５０周年を迎えた同劇場の歌舞伎公演に、歌舞伎俳優以外が出演するの初めて。

　４幕目に、歌舞伎俳優の片岡亀蔵（５５）がピコ太郎にふんしてＰＰＡＰネタを繰り出す演出があり、そこにピコ太郎がサプライズで登場。
　「やってまいりました〜、本物でございます」とＰＰＡＰネタを披露すると会場からは手拍子が。ピコ太郎が「サンキュー、国立劇場！」とポージングを決めると、劇場は笑いに包まれた。

　出演後の取材で、ピコ太郎は「お客様にもたいへん笑っていただきましたし、きょう一日は１００点でございます！」と大喜び。
　亀蔵も「いろいろな“色もの”の役をいままで、やらされて来ましたが、初めてご本人がいらしてくださいました。わたしはとってもいやな脇汗をかいてしまいました」と笑いながら明かし、共演を喜んだ。