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井上苑子、初出版「母親は5冊持っている」

2017年4月30日 17:27
井上苑子、初出版「母親は5冊持っている」

 シンガー・ソングライターの井上苑子(そのこ=19)が30日、初アーティストブック「井上は。 井上苑子 1st ARTIST BOOK」(ぴあ)の発売記念イベントを都内で開催した。

 大阪を始めとした思い出の地を巡って撮影した写真のほか、ロングインタビューやスタッフの証言などで井上の人物像に迫る1冊。
 初めてオファーを耳にした時は「私なんかに1冊もの何かができるのかな」と戸惑ったそうだが、「今までのことを深く深く、今まで話したことがなかったくらい、『たこ焼きはここの店がいい』という細かいところから、何から何まで詰め込んだ本になっています」と仕上がりに胸を張った。

 兵庫県出身で、メジャーデビュー前は大阪で路上ライブをしていたため、大阪は思い出深い土地。
 井上は「(大阪に)帰ると、路上ライブをしていた時のことをすごく思い出す。私はあの時、東京に憧れていたし、東京に行きたいという気持ちがすごく強かったので、今大阪に戻っても、その時の苦しい気持ちをちょっと思い出しちゃうので、大阪自体はすごくいい、大好きな街なんですけど、下積みというか、つらかった思い出もたくさんある街です」と、しみじみ振り返った。

 家族やスタッフのほか、ライブなどで共演経験のあるロックバンド「back number」の清水依与吏(32)からのメッセージも掲載されており、井上は「普段お世話になっているスタッフさんが、こんなことを思って私とお仕事をしてくださっているんだ、と知ることができたので、これを見たときはめちゃくちゃ泣きました」と感激。
 家族にも見せたそうで、「母親はたぶん5冊くらい持っています。すごい親バカで、ずっと読んでますね。気に入ってます」と答えて笑いを誘った。