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藤山扇治郎、祖父の当たり役に「感謝」

2017年8月2日 17:42
藤山扇治郎、祖父の当たり役に「感謝」

 俳優の渋谷天外(62)、高田次郎(85)、藤山扇治郎(30)が2日、都内で行われた新橋演舞場9月公演「松竹新喜劇新秋公演」の会見に出席した。

 昭和の喜劇王・藤山寛美さんを祖父に持つ扇治郎は、祖父の代表作「親バカ子バカ」をリメークした新作「新・親バカ子バカ」(昼の部)に出演する。会社社長とその息子によるドタバタ劇を通じて親子の愛情を描く名作で、社長と息子という設定はそのままに現代の風潮を取り入れた内容となる。
 扇治郎は「この作品は一生させていただくことはないと僕は思っていた。すごい作品ですし。リメークしていただいたおかげで今回やらせてもらえることに、感謝しています」と、にっこり。「(松竹新喜劇に)入団してあっという間の4年間で、新橋演舞場での公演に4年連続で出させていただく。これほどありがたいことはないです」と熱い思いを語った。

 今年で俳優生活65周年を迎える高田は扇治郎の成長に目を細め、「藤山先生の血を継いでいますね」と、しみじみ。
 6月に大阪松竹座で行われた扇治郎の主演舞台「銀二貫」では特に成長を感じたそうで、高田が「藤山先生もあの世で喜んでくれているやろうなと思って、うれしかった。本当に良かったよ、扇ちゃん。すばらしかった」とほめると、扇治郎は大テレだった。

 松竹新喜劇は9月7日から上演される。