即興で踊るフリースタイルで世界を魅了 ダンサー・Ringo Winbee「誰かの生きる意味になれたら」
Ringo Winbeeさんは父親の影響で5歳からダンスを始め、2016年に台湾で開かれた大会『Ocean Battle Session 10th Anniversary Poppin 1on1』では史上最年少の12歳で準優勝になった世界レベルの実力の持ち主。16歳の時には世界チャンピオンにも輝き、5月に放送された『THE DANCE DAY』では即興で踊るフリースタイルでのパフォーマンスで見る人たちを魅了しました。ちなみに、ダンサーネームRingo Winbeeの “Ringo(りんご)” は本名なんです。
■表現がはまった瞬間は “気持ちいい”
――Ringo Winbeeさんが思うダンスの魅力は?
音楽をそのまま表現できるというのがダンスは魅力だと思っていて、例えば、はじく バーンって音だったら体を バーンってはじけるし、フロウのメロディーに合わせて体を動かすのもすごく気持ちいいので、それが魅力だなと思います。
――ポッピンダンスにしかない魅力は?
音楽に忠実に表現できるっていうのがあって、体をはじいて音のビートに合わせたりとか、いろんな音楽で体を動かして、いろんな楽器だったりとか、音に一つ一つ表現がはまっていくっていうのがめちゃめちゃ面白いです。
――踊っていて一番楽しい瞬間は?
普段は即興で踊っているんですけど、即興で踊っている中でミラクルというか、初めて聴いた曲でも音にそのまま体が バンってはまった瞬間。表現がはまった瞬間に “うわ、気持ちいい” ってなりますね。
■Ringo「音になりきるのが大切」
――パフォーマンスをする時に大切にしていることは?
“音楽になりきる” ということだと思います。音楽の音を分解して即興の時は聴くんですけど、“この音取るぞ” ってなったときにどう取るかとか。その場で考えてやるので、音が自分にかぶさって、音になりきるのが大切で、それを意識してやっています。
――周りの人たちの反応は?
お声かけいただいたりとか、ファンというか、私のダンスを毎回コメントで “かっこいい” って言ってくれて、私のダンスが伝えられて、表現したいことが伝えられているんだなとか。“心動かされました” “感動しました” っていう言葉をいただくと、本当にダンスやっていてよかったなって思います。
■かなえたい夢「誰かの生きる意味になれたら」
――Ringoさんにとってダンスはどのような存在?
私にとってダンスは “生きる意味” ですね。ダンサーってみんな、ダンスがライフスタイルというか、生活になっていて、音楽と一緒に自分の表現をずっとやるわけなので、ダンスは自分というか。ダンスが自分自身みたいな存在になっています。
――ダンスを通してかなえたい夢は?
私の一番の夢はいろんな大会だったりとか、動画の発信を含めて、より多くの人の心を動かしたいなと思っていて、私も実際にあったんですけど、“誰かの生きる意味” になれたらいいなというか。私のダンスを見て“あしたも頑張ろう”って思えるようなダンサーになれたらいいなって思います。