北島三郎、白内障手術でメガネ「まぶしい」
演歌歌手の北島三郎(81)が15日、都内で営まれた作曲家の船村徹さんの一周忌法要に出席。報道陣の取材に応じ、故人への思いや昨年夏に白内障の手術を受けたことなどを明かした。
昨年2月16日の師匠の死から1年。北島は「今も声がよみがえってくる。それを頼りにして、道しるべにして歩いていきたいと思います」と、心の支えになっていることを告白した。
さらに「命のはかなさをしみじみ感じますね。いずれ自分も同じように旅立つのかな」と、つぶやきつつ、「形あるものはいずれ壊れる、命あるものはいずれ亡くなる。生かされているうちは、人の喜ぶこと、人の肥やしになることを、これからも歌っていきたいと思います」と誓った。
両目の白内障の手術は昨年7月に受けたそうで、北島は「(それ以来)明かりがまぶしくなったので、(色つきで度が入っていない)メガネをかけ始めたら、お師匠さんに似てきた」と、にっこり。「(周囲に)若くなったって言われます」とまんざらでもない様子だった。
一緒に取材に応じた船村徹同門生の鳥羽一郎(65)は「心に穴が開いたままの、そんな1年でした。茫然自失、何も手につかない、寂しくてしょうがない」と、いまだ喪失感が払拭できない様子。
それでも船村さんを思って来場した多数の関係者を目の当たりにし、「一周忌でこんなに大勢の人にしのんでいただけてうれしい」と、あらためて故人の偉大さをかみ締めた。