中村歌昇、2024年の目標は“いいパパ”に 「“自分ってまだまだ”だなってすごく思う」
1980年に『初春花形歌舞伎』として浅草での歌舞伎興行が復活。2003年に名称を変更し、今年で40回目を迎えた『新春浅草歌舞伎』。若手俳優が大役に挑むことができる“若手歌舞伎俳優の登竜門”として、これまで公演を積み重ねてきました。
出演する尾上松也さん(38)、坂東巳之助さん(34)、坂東新悟さん(33)、中村種之助さん(30)、中村米吉さん(30)、中村隼人さん(30)そして中村歌昇さんの7人は、今回の出演で一区切りとなります。
――『新春浅草歌舞伎』の出演が一区切りとなります。振り返っていかがですか?
私は一回も“YES”とは言ってない。いずれは後輩に引き継いでいかなきゃいけない訳ですし、そういうタイミングなのかなということも思いますけども。言っといた方が、また戻ってこられるかなって思っていたりもするので。『新春浅草歌舞伎』というのは、みんなそれぞれ思いってすごくあると思うんですけども、僕にとっては亡くなった師匠の二世・中村吉右衛門さんのおじさまから教わって演目をさせていただける唯一の場所だった。ありがたかったなっていうのが今振り返ると思います。
■中村歌昇、2024年の目標はいいパパに
――浅草での『新春浅草歌舞伎』、お芝居以外の楽しみはなんですか?
浅草の近辺のラーメン屋さんを巡ったりとか、間が空いてると外にご飯を食べに行ったりとか、スイーツ食べに行ったりだとか。抹茶のスイーツのおいしいところがあって。壽々喜園(すずきえん)というところの抹茶のお菓子がすごくおいしくて、冬なのにジェラート食べたくなったりとか。今回はなかなか厳しそうなんですけど…。
――2024年という新しい年、どういう1年にしていきたいですか?
子供が3人おりますので、何とかいいパパになれるように、自分自身も成長していかなきゃと。子供と接していると、自分の浅はかさっていうか、小ささというか、そういうのをすごく感じるんです。こんなことで子供と張り合ってたら自分もまだまだ子供だなとか思ったり、何かムキになっちゃったりすることとかあったり、自分が仕事で疲れていたり、そういった時に子供に言う言葉が強くなっちゃったりすることもあったり、そういったところを後で振り返ると、“やっぱり自分ってまだまだ”だなってすごく思うんで。そういったところがいいお父さんになれるように。