ぺこぱ「みんなが思ってるより、この世はウソまみれ」ネットやSNSの“フェイク”に警戒
■切り取られ方に違和感も 「 “!?” がいつの間にか “!!” に」
番組などに出演すると、その時の発言が引用されてネットニュースになることもあるという2人。発言が一部だけが切り取られて、本来の意図が伝わらないことも多いといいます。
松陰寺さんは最近、政治家の仕事について話した動画をYouTubeで配信。すると「誰が政治家になりたいと思うんだ」という、政治家を批判するような見出しのネットニュースにされたといいます。ただ伝えたい本質とは違ったそうで「確かにそういう発言はしたんですけど、本来は、もっと優秀な人材に集まってほしいから“魅力的な仕事なんだよ”ってことを伝えたかったんです。でも記事にそういう要素はなくて。僕は何かを批判した時は、批判だけで終わらずに自分の意見もちゃんと添えるようにしてるんですけどね」と納得がいかない様子。
また、ある番組で「何千万円もする家を親に購入か!?」という話を振られたというシュウペイさん。その後、別の番組に出演すると、実際には購入していないにもかかわらず「何千万の家を“購入した”シュウペイさんって紹介されちゃって。“いや、してないしてない”って、登場しづらくなりました。しかもそれを見た税理士さんがビックリしちゃって、すぐ連絡が来ました(笑)」と、勘違いの連鎖が起きたことを明かしました。
松陰寺さんは「最初は “!?” だったのが、いつの間にか “!!” になって…事実かのように広まっちゃうことはありますね」と、誤情報が独り歩きして、本当のことのように伝わってしまう怖さを語りました。
■災害時の“デマ画像”に怒り「どういう感覚でやってるのか…」
自分がネットやSNSで情報を得る時は、フェイクに惑わされないように気を付けているという松陰寺さん。今年10月に静岡県で記録的な豪雨被害があった時、“ドローンで撮影された静岡県の水害”として、AIで作られた“デマ画像”が拡散されたことについては「性善説じゃないけど、まさかそんなことをする人はいないと思って生きてきたので、本当にビックリしましたよね。どういう感覚でやってるのか、僕にはわからない」と心境を吐露。
地元の山口県に、大雨が降ると氾濫しやすい川があり、水位が上がっていないかなどをSNSで調べることもあるそうで「緊急時の災害情報はすごく役に立つのに、間違った使い方をする人が1人でも出てきちゃうと、一気に信ぴょう性がなくなっちゃう。マジでやめてほしいと思いました」と訴えました。
■「この世はウソまみれ」 実践する正しい情報の見極め方は
シュウペイさんは、自分のフォロワーがリツイートしているニュースを見ることが多いそうで「リツイートしてるってことは、人にすすめたいってことかなって気になって見ちゃう。人に教えてもらうような感覚」だといいます。ただシュウペイさんもその情報をすべて鵜呑みにはしないそうで「“これ、本当なの?”と気になるものは、自分で他の記事を探して見ます。でもどっちが正しいかは自分ではわからない(笑)だから、自分の周りの真実を知ってそうな信頼できる人に聞きます(笑) 自分が間違った情報を流すわけにいかないので、何でもしっかり確認することは大切ですよね」と語りました。