小澤征爾さん、胸椎圧迫骨折で出演を見送り
世界的指揮者の小澤征爾さん(82)が「水戸室内管弦楽団 10公演」(10月19、21日、水戸芸術館)の出演を見合わせることが8月28日、分かった。
「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」の実行委員会が発表。
同委員会によると、8月に入ってから腰痛が悪化したため、病院で精密検査を受けたところ、軽度の胸椎圧迫骨折であることが判明したという。
現在は治療を終え、都内で静養しているが、主治医と相談した結果、出演を見送ることに。
小澤さんは「今年は総監督として松本でみなさんに会うつもりで準備をしていたのですが、まったく思いもよらず腰を痛めてしまい、主治医のアドバイスに従って、リハビリをしています。松本でサイトウ・キネン・オーケストラ、スイスのアカデミー、そして音楽塾のみんなと音楽をやることがかなっていない。そして、10月の水戸でも指揮できない。まったく残念です。今はとにかくリハビリに励み、早く体力、筋力をもとに戻し、サイトウキネンの仲間たち、そして水戸室内管弦楽団のみんなとも、また演奏できることを楽しみにしています」とコメントした。