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観月ありさ「市原さんが見守ってくれてる」

2019年1月18日 21:02
観月ありさ「市原さんが見守ってくれてる」

舞台「悪魔と天使」(19日開幕)の公開ゲネプロが18日、横浜・KAAT神奈川芸術劇場で行われ、主演の観月ありさ(42)、キャストの白石隼也(28)、鍵本輝(30)らが取材に応じた。

手塚治虫生誕90周年を記念した舞台で、原作は手塚さんの「ダスト8」。列車事故から奇跡的に生き残った乗客8人の運命を描く。

精霊の悪魔キキララと海江田沙月の二役を演じる観月は「生きるとか死ぬとか、人生を自分たちがどう生きていくかということをテーマにしっかり描かれている舞台になっています。見てくださる方はきっと楽しんでくださるんじゃないかな」と手ごたえを見せた。

“天の声”役で出演するはずだった女優の市原悦子さんが12日に心不全のため亡くなった。
観月は「キャストみんな、市原さんの天の声を聞けるのが楽しみだったので残念です」とお悔やみを述べ、「生と死をテーマにしている舞台ですので、市原さんが天から見守ってくれてるんじゃないかなと思いながら、みんなで最後まで頑張っていきたい」と語った。

市原さんの代役を務める女優の黒田こらん(45)は「お話を受けた時は、偉大な女優さんですし緊張しました。16日の朝、市原さんにお別れをさせていただきまして、まるで生きているかのような、今にもセリフをしゃべり出しそうな雰囲気でした」と涙を浮かべた。