松山ケンイチ「実はみなさんの反応が見たくて…」 観客と一緒に作品を初鑑賞
舞台挨拶に登壇した松山ケンイチさん (c)2023「ロストケア」製作委員会
俳優の松山ケンイチさん(37)が、主演映画『ロストケア』(3月24日全国公開)の完成披露舞台挨拶に共演の長澤まさみさん(35)、映画を手掛けた前田哲監督らとともに登壇し、本作に込めた思いを語りました。
映画は、献身的で心優しい介護士でありながら42人を殺害した斯波宗典と、その真実に迫り裁こうとする検事が対峙(たいじ)する社会派エンターテインメント。松山さんは社会に絶望し、自らの信念に従って犯行を重ねる介護士・斯波を演じています。
本作は、2013年に出版された同名小説が原作となっており、その頃から前田監督と松山さんが映画化に向けて温めてきた作品だといいます。松山さんは、その当時を振り返り「なかなか映画化が進まずにいた時にも、(原作者の)葉真中先生には僕の情熱だけで待ってもらっていた」と明かすと、前田監督も「10年かかって、やっと届けられた」と語りました。
また、この日初めて作品を見たという松山さんは、「実はみなさんの反応が見たくて、一緒に見ていました。同じポイントで感動しているのがわかりました。どういった作品になってるかより、お客さんと思いを共有したかった」と明かしました。
さらに、「伝えたいことは、伝わったと思います。安全と思われている日本の社会の中にも穴はあり、見たいもの、見たくないものを区別するのではなく、未来のためにも見ないといけない。どうか考えたことを家族と共有してほしいです」と呼びかけました。
映画は、献身的で心優しい介護士でありながら42人を殺害した斯波宗典と、その真実に迫り裁こうとする検事が対峙(たいじ)する社会派エンターテインメント。松山さんは社会に絶望し、自らの信念に従って犯行を重ねる介護士・斯波を演じています。
本作は、2013年に出版された同名小説が原作となっており、その頃から前田監督と松山さんが映画化に向けて温めてきた作品だといいます。松山さんは、その当時を振り返り「なかなか映画化が進まずにいた時にも、(原作者の)葉真中先生には僕の情熱だけで待ってもらっていた」と明かすと、前田監督も「10年かかって、やっと届けられた」と語りました。
また、この日初めて作品を見たという松山さんは、「実はみなさんの反応が見たくて、一緒に見ていました。同じポイントで感動しているのがわかりました。どういった作品になってるかより、お客さんと思いを共有したかった」と明かしました。
さらに、「伝えたいことは、伝わったと思います。安全と思われている日本の社会の中にも穴はあり、見たいもの、見たくないものを区別するのではなく、未来のためにも見ないといけない。どうか考えたことを家族と共有してほしいです」と呼びかけました。