美空ひばりさんの生涯売上が1億枚を突破
昭和を代表する歌手の故美空ひばりさんの誕生日に毎年行われているイベント「第82回美空ひばり生誕祭」が29日、東京・浅草公会堂で開催された。
ひばりさんの没後30年にあたる今年、アナログレコード、カセットテープ、CDなどの生涯売上枚数の合計が5月時点で1億1700万枚になったことが発表された。
長男でひばりプロダクション社長の加藤和也氏(47)は「ファンの皆さまのおかげです」と感謝し、「ウチのおふくろ、頑張ったな」と、ひばりさんをたたえた。
ひばりさんと生前から親交のあった作家の神津カンナさん(60)も登場。ひばりさんと映画を見に行った際、「コマーシャルに出てくる歌をすぐ歌っちゃう」と話し、「本当に歌が好きな人だなと。半ばあきれました」と回想した。
また、ひばりさんの自宅で開催されていたカラオケ大会の様子についても「だいたい自分で歌っちゃうんで。ひばりさんが歌うと、他の人が歌えない」と明かして笑わせた。
和也氏が報道陣の取材に対応。
令和の時代を迎え、「私たちは、美空ひばりが生きているものとしてずっと活動させていただいております。これからもどんどん、本人がテーマにしていた『新しいことに常に挑戦していく』ということを、我々が母の意志を継いでやっていきたい」と気を引き締めた。