歌手で女優の由紀さおり（７０）が２５日、「由紀さおり５０年記念コンサート２０１９〜２０２０“感謝”」を東京・中野サンプラザで開催した。

１９６９年に「夜明けのスキャット」でデビューした由紀が、５０年の節目に開催する全国ツアー。
４月１９日に神奈川・相模原市民会館でスタートしており、来年の夏まで全国２３か所以上で公演を行う。

本番前、報道陣の取材に対応。
由紀は「ここまで歌わせていただいたのは、お客さまがあってのこと。本当に皆さんに応援をいただきましたし、支えていただきました。今日も満席で、こういう日を私にくださった皆さまに本当に感謝したい。“ありがとうございました”というのを言わせていただく、そして歌声をお届けするというのが、この節目のコンサートの大きなテーマです」と、しみじみ語った。

この日発売した自伝本「明日へのスキャット」（集英社）には“レジェンドは、立ち止まらない！”というコピーが添えられており、本人も生涯現役の構え。
歌声をキープするため、ノドのケア以外にもパーソナルトレーナーをつけて体を鍛えているそうで、「いつかは立ち止まる時があろうかと思いますが、そのことはあまり考えないで、毎日毎日を思いっきり、お客さまの前で過ごせたら、こんな幸せなことはない」とツアーへの意欲を明かした。