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キャリーケースから“ビーム”発射 未来のなりきり玩具がお披露目 斬新なストーリー設定も

2023年10月20日 22:40
キャリーケースから“ビーム”発射 未来のなりきり玩具がお披露目 斬新なストーリー設定も
キャリーケースが… “未来のなりきり玩具”を取材
『仮面ライダー』の変身ベルトをはじめ、様々なキャラクターの“なりきり玩具”が勢ぞろいしたイベント『NARIKIRI WORLD 2023』が20日に開幕。アパレルブランドとコラボした、“未来のなりきり玩具”がお披露目されました。
"まだ見ぬ「なりきり玩具」を想像する"をテーマに展示された『未来のなりきり玩具×BEAMS in space』。今回、バンダイがアパレルブランドのBEAMS監修のもと、このイベントのために設計・開発しました。

お披露目されたのが、キャリーケースがビーム砲に変形するなりきり玩具。展示を見てみると、一見どこにでも市販されていそうな、少し小さめの白のキャリーケースです。しかし取材を続けていると、突然、キャリーケースが自動変形で“BEAM(ビーム)砲”に変身。さらに3色のビームが発射されるという、ユニークな展示となっていました。

■開発理由&こだわりポイントを聞いた

開発の理由を企画担当者に聞くと、「“なりきり玩具”は元々ヒーローものから始まって、子供から大人、日本から世界まで広がってきたというところで、この後なりきり玩具がどうなっていくのか? というところを提示できたら」という思いがあったといいます。そして「BEAMSが“モノとカルチャーにこだわったブランド”ということで一緒にコラボし、“身近になりきりアイテムがあったらどんな世界観が描けるか”というのを一緒に作りあげていきました」と、経緯を明かしました。

こだわったポイントについて、「ビーム砲が出たときに、ビームが(目で)見える。いま武器のなりきり玩具だと、弾は出なくて音だけが出ることが多い。BEAMS(ビームス)から“ビーム”っていうところがダジャレになっているんですけど(笑)」と回答。また、キャリーケースですが、実際に荷物は入らないそうです。

■斬新なストーリー設定「悪い宇宙人に襲われたとき…」

さらにこんなストーリー設定も。「“セレクトショップが宇宙にあったら”という設定で、店員をヒーローにしようというコンセプトもあったので、“宇宙店の店員が悪い宇宙人に襲われたときに売り物で戦った”という、未来感のあるストーリーを表現したかった」と、世界観がしっかりと作り込まれていました。

このキャリーケースを発売する予定はないといいますが、「今回の反響やいろんな反応を見て、いいようにアレンジしながら新しいものに変えて生み出せたら」と、今後の玩具に技術が生かされる可能性があると語りました。

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