キャリーケースから“ビーム”発射 未来のなりきり玩具がお披露目 斬新なストーリー設定も
お披露目されたのが、キャリーケースがビーム砲に変形するなりきり玩具。展示を見てみると、一見どこにでも市販されていそうな、少し小さめの白のキャリーケースです。しかし取材を続けていると、突然、キャリーケースが自動変形で“BEAM(ビーム)砲”に変身。さらに3色のビームが発射されるという、ユニークな展示となっていました。
■開発理由&こだわりポイントを聞いた
開発の理由を企画担当者に聞くと、「“なりきり玩具”は元々ヒーローものから始まって、子供から大人、日本から世界まで広がってきたというところで、この後なりきり玩具がどうなっていくのか? というところを提示できたら」という思いがあったといいます。そして「BEAMSが“モノとカルチャーにこだわったブランド”ということで一緒にコラボし、“身近になりきりアイテムがあったらどんな世界観が描けるか”というのを一緒に作りあげていきました」と、経緯を明かしました。
こだわったポイントについて、「ビーム砲が出たときに、ビームが(目で)見える。いま武器のなりきり玩具だと、弾は出なくて音だけが出ることが多い。BEAMS(ビームス)から“ビーム”っていうところがダジャレになっているんですけど(笑)」と回答。また、キャリーケースですが、実際に荷物は入らないそうです。
■斬新なストーリー設定「悪い宇宙人に襲われたとき…」
さらにこんなストーリー設定も。「“セレクトショップが宇宙にあったら”という設定で、店員をヒーローにしようというコンセプトもあったので、“宇宙店の店員が悪い宇宙人に襲われたときに売り物で戦った”という、未来感のあるストーリーを表現したかった」と、世界観がしっかりと作り込まれていました。
このキャリーケースを発売する予定はないといいますが、「今回の反響やいろんな反応を見て、いいようにアレンジしながら新しいものに変えて生み出せたら」と、今後の玩具に技術が生かされる可能性があると語りました。