“デビュー作がノミネート” 安堂ホセ『ジャクソンひとり』 若者たちの鮮烈なる逆襲劇を描く【芥川賞候補作】
安堂ホセさん (C)藤澤由加
作品は、主人公・ジャクソンのTシャツのQRコードから、過激な動画が流出してしまうところから始まります。「動画の男は自分だ」と主張する3人の男とともに、動画を拡散した犯人探しを行う様子が描かれる、痛快な知恵で生き抜く若者たちの鮮烈なる逆襲劇です。
安堂さんは1994年、東京都生まれ。2022年に河出書房新社が主催する第59回文藝賞を『ジャクソンひとり』で受賞し、デビューしました。