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冲方丁、初の長編ホラー小説 恐怖の日常を描いた『骨灰』【直木賞候補作】

2023年7月19日 6:35
冲方丁、初の長編ホラー小説 恐怖の日常を描いた『骨灰』【直木賞候補作】
冲方丁さん (C)干川修
第169回芥川・直木賞が19日に発表されます。その発表を前に、大衆文学作品に贈られる直木賞の候補作の1つ、冲方丁さんの『骨灰(こっぱい)』を紹介します。

『骨灰』は、冲方さんにとって初の長編ホラー小説。大手デベロッパーで勤務する松永光弘が、あるツイートの真偽を確かめるため、高層ビル地下の調査に向かったことをきっかけに恐怖に見舞われる姿を描きます。

作者の冲方さんは1977年生まれ。1996年、大学在学中に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビューしました。他にも、本屋大賞を受賞し、映画化もされた『天地明察』(2009年)や、『光圀伝』(2012年)、『十二人の死にたい子どもたち』(2016年)などがあります。直木賞候補となるのは『天地明察』、『十二人の死にたい子どもたち』以来、3作品目です。

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