直木賞作家・小川哲 競技クイズを題材にした作品が本屋大賞にノミネート
小川哲さん 撮影:高野楓菜 (朝日新聞出版写真映像部)
『競技クイズ』を題材にした本作。生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央が、対戦相手・本庄絆がまだ一文字も問題が読まれぬうちに回答、正解し、優勝を果たすという不可解な事態を疑い、真相を解明しようとする物語です。
小川さんは、1986年生まれ。2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞しデビュー。その後、『ゲームの王国』(2017年)が第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。1月19日に発表された第168回直木賞を『地図と拳』で受賞しました。