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本屋大賞に新人・逢坂冬馬氏の『同志少女よ、敵を撃て』 全国627人の書店員の投票で決定

2022年4月6日 15:29
本屋大賞に新人・逢坂冬馬氏の『同志少女よ、敵を撃て』 全国627人の書店員の投票で決定
今年の本屋大賞に選ばれた『同志少女よ、敵を撃て』(C)Hiroshi Hayakawa
全国の書店員が選ぶ本屋大賞の授賞式が6日に行われ、逢坂冬馬(あいさかとうま)さんの『同志少女よ、敵を撃て』(早川書房)が大賞に選ばれました。

全国の書店員が「いちばん!売りたい本」を投票し、決定する本屋大賞。19回目となる今年は、全国483の書店から627人の書店員が参加しました。ノミネートされた10作品の中から今年の大賞に選ばれたのが、第二次世界大戦中のナチス・ドイツとソ連の“独ソ戦”を描いた『同志少女よ、敵を撃て』。実在した旧ソ連の女性狙撃兵だけの部隊をモデルにした物語です。

作者の逢坂冬馬さんは、今作でデビューした新人作家です。去年11月の発表からわずか5か月で重版20回、発行部数37万部を記録するなど、新人として異例のヒットとなっています。