本屋大賞、今年のノミネート10作品発表
全国の書店員が、今一番売りたい本を選ぶ『2022年本屋大賞』のノミネート作品が、20日に発表されました。
ノミネート作品には、第166回直木賞を受賞した米澤穂信さんの主君に謀反を企てた主人公が、立てこもった城内で起きる不可解な事件の謎を解く、戦国ミステリー小説『黒牢城』や去年、本屋大賞を受賞した町田その子さんの、主人公が夫から逃げるために向かったアパートに自分を捨てた母親がおり、ほかの同居人と一緒に暮らす姿を描いた『星を掬う』。そして、小説家で医師の知念実希人さんの、森にたたずむ硝子の塔を舞台にしたミステリー『硝子の塔の殺人』など10作がノミネートされました。
今後は、全ノミネート作品を読んだうえで、全国の書店員が2次投票を行い、4月上旬に大賞が発表されます。
【2022年本屋大賞ノミネート10作】(作品名五十音順)
『赤と青とエスキース』青山美智子 PHP研究所
『硝子の塔の殺人』知念実希人 実業之日本社
『黒牢城』米沢穂信 KADOKAWA
『残月記』小田雅久仁 双葉社
『スモールワールズ』一穂ミチ 講談社
『正欲』朝井リョウ 新潮社
『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬 早川書房
『星を掬う』町田その子 中央公論新社
『夜が明ける』西加奈子 新潮社
『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成 KADOKAWA