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マンガ大賞2022『ダーウィン事変』が大賞に決定 半分ヒトで半分チンパンジーが主人公の社会派サスペンス

2022年3月28日 22:20
マンガ大賞2022『ダーウィン事変』が大賞に決定 半分ヒトで半分チンパンジーが主人公の社会派サスペンス
大賞に選ばれた『ダーウィン事変』描き下ろしイラスト (C)うめざわ しゅん/講談社

全国の書店員などが今一番薦めたいマンガを選ぶ『マンガ大賞2022』の授賞式が28日行われ、大賞に漫画誌『アフタヌーン』で現在連載中の『ダーウィン事変』(作:うめざわ しゅん)が選ばれました。

『ダーウィン事変』は人間とチンパンジーの間に生まれた、半分ヒトで半分チンパンジーのヒューマンジーの “チャーリー” を主人公に描かれる異色の社会派サスペンス作品です。

■うめざわ しゅん 大賞受賞は「大変名誉」

作者のうめざわ しゅんさんは「この度は大変名誉ある賞に選んで頂き誠にありがとうございます。『名誉』となるとやはり欲しいものですから、とても嬉しく思っております。最初にマンガ大賞ノミネートのことを知ったのは、ぼんやりスマホでニュースを眺めていた時でした。そこに『ダーウィン事変』が紛れているのを見つけてびっくりしたのですが、まさか大賞に選ばれるとは露ほども思っておらず本当に驚きました」と心境をコメント。

■うめざわ しゅん「名誉は皆で山分けにします」

さらに、読者をはじめ編集者やスタッフに向け「これもひとえに私の幸運のお陰だと自負しております。その幸運の中身はというと、粘り強く物語作りにつき合ってくれる編集さんや、優秀な作画スタッフさんなど多くの人に恵まれたことですから、名誉は皆で山分けにします。最後に読者の皆様に心より感謝を。自分の作品ながら “読むのにパワーの要る漫画だなぁ” と常々思って描いているので、つき合ってくれている読者の方々は本当に有難い存在です。まだしばらく物語におつき合い頂ければと思っております。どうもありがとうございました」と喜びを明かしました。


【マンガ大賞 歴代大賞受賞作品】
第 1回 (2008年):『岳』石塚真一
第 2回 (2009年):『ちはやふる』末次由紀
第 3回 (2010年):『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ
第 4回 (2011年):『3月のライオン』羽海野チカ
第 5回 (2012年):『銀の匙 Silver Spoon』荒川弘
第 6回 (2013年):『海街diary』吉田秋生
第 7回 (2014年):『乙嫁語り』森薫
第 8回 (2015年):『かくかくしかじか』東村アキコ
第 9回 (2016年):『ゴールデンカムイ』野田サトル
第10回(2017年):『響~小説家になる方法~』柳本光晴
第11回(2018年):『BEASTARS』板垣巴留
第12回(2019年):『彼方のアストラ』篠原健太
第13回(2020年):『ブルーピリオド』山口つばさ
第14回(2021年):『葬送のフリーレン』山田鐘人・アベツカサ
第15回(2022年):『ダーウィン事変』うめざわ しゅん

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