今年、著書『塞王の楯』で直木賞を受賞した作家・今村翔吾さんが22日放送の『クイズ！あなたは小学5年生より賢いの？』に出演。直木賞作家としてのプライドをかけてクイズに挑戦し、見事、全問正解で賞金300万円を獲得しました。

番組は劇団ひとりさんと佐藤隆太さんがMCを務め、様々な著名芸能人が5人の小学5年生とともに小学校教科書に掲載されている知識に関するクイズに挑戦し、全問正解を果たせば賞金300万円を獲得できるクイズバラエティーです。

今回の放送は『各界の頂点を極めたスペシャリスト集結SP』と題し、文学界から今村さんが参戦。スタジオに姿を見せると「いやー緊張しますね」とガチガチの様子を見せながらも、歴史小説・時代小説家であるプライドから「国語と歴史は絶対間違えたくない。それを間違えたら（読者の）夢つぶしちゃう感じがする」と意気込みを語り、クイズに挑みました。

1問目から直木賞作家としてのプライドを見せ、救済を上手く活用しながら10問連続で正解し、最終問題に到達。賞金300万円をかけた今村さんへの最終問題は“幼稚園・保育園、温泉、水族館、税務署、風車、漁港の中で、実際にある地図記号をすべて選びなさい”というもの。記号が書かれた問題文のイラストに地図記号を見るのは「小学生以来」と語る今村さん。そこから持ち前の推理力を駆使し、見事、全問正解で賞金300万円を獲得。チャレンジ成功に両手でガッツポーズをして喜びを爆発させました。

“直木賞作家”という肩書を背負っての挑戦だっただけに、事前打ち合わせでは「めっちゃ怖いんよ、下手なミスができない」と不安をにじませていた今村さんでしたが、チャレンジ終了後には「うれしいです。めっちゃホッとした」とつぶやきました。読者の夢をつぶさず全問正解した今村さんは最後に「私は小学5年生より賢いです」という勝者の台詞で締めくくりました。