中川晃教、怪人二十面相役のオファーに興奮
新作ミュージカル「怪人と探偵」が14日、神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場で開幕。本番前に、キャストの中川晃教(36)、高橋由美子(45)、六角精児(57)らが意気込みを語った。
江戸川乱歩が生み出した怪人二十面相と探偵・明智小五郎が活躍する世界を題材にしたオリジナルミュージカル。
作・作詞・楽曲プロデュースを手がけた森雪之丞さん(65)は「構想5年、そして音楽(制作に)1年半をかけて、きょうを迎えました」と感無量の様子で、「乱歩さんの力をお借りして、この作品を作ることができました」と感謝を伝えた。
怪人二十面相を演じる中川は、オファーを受けた時のことを「興奮しました」と回想。「オリジナルミュージカルですから、毎日現場でいろんなことが起こっています」と変化し続けるオリジナル劇ならではの魅力を訴えた。
「初めてのミュージカルです」という六角は「普通の芝居より、よりスポーツに近い。こんなに体を動かすのは久しぶりのこと」と戸惑いを吐露。それでも日々、共演者から刺激を受けているようで、「精神的にも肉体的にも喝を入れられている感じ。最年長なので、気持ちも新鮮に(若い共演者と)エネルギーのやり取りができる」と喜んだ。
「私もこんなに走る舞台は『(劇団☆)新感線』以来」という高橋は、「いい感じでボディーラインをキープできればなと思います。お子様も楽しめるので、ぜひお子様にも見てほしいと思います」と呼びかけた。
同劇場で29日まで上演される。