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NEWS・加藤シゲアキ、小説デビュー10周年「常に作家でありアイドル」

2022年9月23日 22:05
NEWS・加藤シゲアキ、小説デビュー10周年「常に作家でありアイドル」
NEWS・加藤シゲアキさん
アイドルグループ・NEWS加藤シゲアキさん(35)が23日、新作書籍の刊行記念イベントに登場。作家として歩んだ10年を振り返りました。

小説家の顔を持つ加藤さんが手がけた書籍『1と0と加藤シゲアキ』(9月30日発売)。執筆活動10年の節目を迎え、自らが企画、編集長を務め、これまでを振り返る2.5万字を超えるロングインタビューや撮り下ろしグラビアを収録しています。さらに、芥川賞作家でもある、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さん(42)らとの対談や、恩田陸さん(57)ら作家8人との共作短編などが収録されています。

■加藤シゲアキ「すごく怖かった…」

2012年に『ピンクとグレー』で作家デビューした加藤さん。当時について「自分は新人賞を獲らずに文芸界に飛び込んで、歓迎されないと思って始まった。すごく怖かったし、きっと厳しい意見の方が多いだろうと思った。でもふたを開けると、たくさんの文芸界の方が歓迎してくれて、決して順風満帆ではないけれど、“書き続ける”ということを念頭に置いて頑張ってきた」と振り返りました。

さらに“10年を経て変化したこと”について聞かれると、「やっと小説を書くのが楽しくなった。最初はとにかく納得できるものを、という感覚だった。10年前は書きたいことを言葉にするのに時間がかかったり、できなかったことが多かったけど、今はそんなことが全然なく、思い描いていたものをすぐに言葉にできる」と自身の成長を実感していました。

また、書籍のタイトルに込められた意味を聞かれた加藤さんは「10周年の“10”ではなく、“1”と“0”というところがすごく僕の中で大きなテーマ。これまでは白と黒、男性と女性とか二元論的な話だったけれども、これからの時代は変わってくる。いろんなものにグラデーションがあるように、1でもあるし0でもあり、1と0が同時に存在するという考え方をするようになった」とコメント。

さらに、今後の自身の活動方針についても「移動の時間は執筆業に当てることが多いです。ありがたいことに原稿の依頼をいただいているので、切り替えていられない。アイドルと作家の二足のわらじとよく言われるんですけど、常に作家でありアイドル、アイドルであり作家なので、すべて同一の中に存在します。ここから新たなスタートの気持ちで初心にかえり、良い作品を作り続けたいです」と意気込みを語りました。

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