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倍賞千恵子、渥美清さんを思い出し涙

2019年12月26日 20:53
倍賞千恵子、渥美清さんを思い出し涙

映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」(27日公開)の公開記念舞台あいさつが26日、都内で行われ、キャストの倍賞千恵子、吉岡秀隆らが登壇した。

今年、映画シリーズ「男はつらいよ」が第1作の公開から50周年。今作は記念すべき50作目となる最新作で、車寅次郎(渥美清さん)の甥・諏訪満男(吉岡)と満男がかつて思いを寄せていたイズミ(後藤久美子)のその後の物語。

49作目の公開から22年。今作の製作が決定したことを聞いた時、吉岡は「ずっと長い長い寅さんを探す旅に出ていたような気がします。それもこうして無事に旅を終えられることができたのも、ずっと渥美さんが見守ってくださったおかげだと思っております」と語った。

寅次郎の妹・さくらを演じた倍賞は撮影を振り返り、「どこかでお兄ちゃんが見ていてくれて、『山田さん、頑張ったな』とか『おい!さくら、よう頑張ったじゃないか』とか言ってくれているんじゃないかという気がしながら、撮影していました。だからお兄ちゃんも、(映画の公開を)喜んでいると思います」と話し、亡き渥美さんを思い出し涙ぐむ場面も。倍賞が「ね、ヒデ?」と息子役の吉岡に呼びかけると、「そうですね、大丈夫ですよ、お母さん。(渥美さんは)見守ってくれています」と倍賞に優しくほほ笑みかけた。