演歌歌手・川中美幸（６４）の座長公演「川中美幸特別公演」が４日、東京・明治座で開幕した。
　
川中にとって同所では１０回目となる座長公演で、芝居と歌謡ショーの２部構成。
川中は公演終了後、共演者の井上順（７２）、麻丘めぐみ（６４）らとともに取材に応じ、「ホッとしました。笑いの絶えないけいこ場で、ムードメーカーが井上順さんなんです。けいこから盛り上げていただいて、本当に助けられました」と井上を初めとする共演者に感謝した。
　
川中は芝居で落語を披露する場面もあり、井上は「上手。間がいいですね。けいこの時から一番悩んでいたところだったの。でも本番に入ると本当の落語家のようで、遜色がなかった」と称賛。
落語家の映像を見てけいこを重ねたという川中は「落語の楽しさ、面白さも分かったし、落語会をやってみたいな、という気持ちが出てきました」と明かした。
　
歌謡ステージでは、川中がヒット曲「ふたり酒」を披露するほか、麻丘もヒット曲「わたしの彼は左きき」を歌唱する。
井上は公演のお得感を「お正月が来たみたい」と表現し、「野球の二刀流は大谷（翔平）君がいるけど、歌謡界の二刀流は川中美幸さんですよ。歌ってよし、演じてよし」とたたえ、川中を照れさせた。