映画「Ｒｅｄ」（三島有紀子監督）の公開記念舞台あいさつが２２日、都内で行われ、キャストの夏帆（２８）、妻夫木聡（３９）、柄本佑（３３）、間宮祥太朗（２６）らが登壇した。

直木賞作家・島本理生さんの官能小説を映画化。
誰もがうらやむ夫、かわいい娘と何も問題のない生活を過ごしていた塔子（夏帆）と、塔子がかつて愛した男・鞍田（妻夫木）による禁断のラブ・ストーリー。

主演の夏帆は「昨日、初日を迎えて川崎に舞台あいさつに行ってきて、やっと公開を迎えたんだなと実感しております」と心境を告白。
妻夫木も「ようやく２日目を迎えまして、映画はお客さまに見てもらえて初めて完成するものだと思っておりますので、この場に立てていられることが、とても幸せです」と笑顔を見せた。

塔子を演じるうえで気をつけたことを質問されると、夏帆は「（監督から）『今回は、今までに見たことがない顔が見たい』とおっしゃっていただいていて、そこを出すにはどうしたらいいだろうと、悩んでいました」と役作りにおいての葛藤を明かし、「この作品のために、自分ができる範囲のことは何だってやってやろうという気持ちで現場にいました」と答えた。

また、今作では濃厚なラブシーンにも挑戦。
夏帆は「私にとって、３０代に向けてのターニングポイントとなる作品だったし、できないこともたくさんあったんですけど、それでも悩む時間だったりを許してもらえたのは、ありがたかった」とキャスト・スタッフらに感謝した。