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“第21回 本屋大賞” 輝いたのは宮島未奈さんデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』

2024年4月10日 22:45
“第21回 本屋大賞” 輝いたのは宮島未奈さんデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』
第21回 本屋大賞に宮島未奈さんの作品が選ばれました
今年で21回目を迎えた本屋大賞の発表会が10日に行われ、宮島未奈さんの作品『成瀬は天下を取りにいく』が大賞に輝きました。

全国の書店員が『いちばん! 売りたい本』を投票する本屋大賞。10日に行われた『2024年本屋大賞 発表会』では、候補作品に川上未映子さんの『黄色い家』や凪良ゆうさんの『星を編む』などが並ぶ中、宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』が大賞に選ばれました。

大賞に選ばれた宮島さんの『成瀬は天下を取りにいく』は、滋賀・大津市を舞台にした青春小説。主人公の中学生・成瀬あかりが地元・百貨店の閉店をきっかけに自分が信じた道を突き進む姿が描かれていて、これまで様々な文学賞などで13冠に輝いている話題作です。

作中には、実在する百貨店やスーパー、高校などが登場。舞台となった大津市ではスタンプラリーや観光船とのコラボイベントが行われるなど、聖地巡礼としての盛り上がりも見せています。

2023年に小説家デビューし、今回デビュー作での受賞となった作者の宮島さん。自身も大津市に住んでいて、発表会では「滋賀のみなさん見てますか? 成瀬が本屋大賞を取りました!」と報告。

続けて、大賞に輝いたことについて「コロナ禍に小説家人生がスタートした私にとってはこうして多くのみなさまにお祝いしていただけたことがとても感無量です。本当にありがとうございました」と目に涙を浮かべ、喜びを語りました。

(4月10日放送 news every.より)