乳がんを公表・ Bro.KORN、復帰ライブ 「やっとここまでたどりつけました」 今年1月に手術
乳がん公表後、治療に専念し、今年1月に『乳房切除術』を行ったことを報告していたBro.KORNさん。今回行われた『Bro.KORN 復帰 LIVE!! -ザギン・アンプラグドライヴ-』では、150人(主催者発表)の観客を前に、全16曲を披露しました。
現在の体調について聞かれると、「抗がん剤の副作用とかがちょっとあるので、ふらついたりもするんですけど、歌に関しては、多分声も出るし大丈夫かなと」と説明しました。
乳がんと診断された当時については、「男の乳がんは珍しく、話題性もすごかったようで。がんは(前立腺がん以来)2回目なんですけど、乳がんになったのはびっくり。自分でも乳がんは信じられなくて、ちょっと一瞬ヤバいなとは思いました。早期発見ということで、今回は命に別条はないという判断をいただき、リンパに転移はしてないということで、やっとここまでたどりつけました」と振り返りました。
また、診断を受けてすぐに抗がん剤治療を開始したといい、「抗がん剤治療が決まった日に頭をそり上げた。まだその時には周りに(乳がんのことを)言ってなかったので、“どうしたの? 失恋!?”とか言われて。“バカ、失恋なんかするわけないだろ”という感じだった。そしたら後でみんなが乳がんと分かって“そうだったんだ”“ごめんな”とか言って、そんな感じです。うちのチームも先生を信じて、それでいい方向にきていますので良かった」と、笑顔を見せながら語りました。
一方で現在も抗がん剤治療を続けており、目まいや貧血、喉の渇きなどに悩まされているというBro.KORNさん。実は、2週間ほど前に自宅で左手首を骨折したことを告白。「家ですっころんで、手首3本骨が折れています。あと2週間くらいで治る予定。手も上げられるようになったので、もう大丈夫です。多分目まいで足がすべって、郵便物が来たときに玄関で左手ついたら(折れた)。今は痛みも消えました。右手じゃなくて良かった。右手だと何もできないから」と明かしました。
■“できる限り仕事はやっていく” 8月にライブを開催
今後については「できる限り仕事はどんどんやっていこうと思う」と語ったBro.KORNさん。8月には、Bro.TOMさん(68)との男性デュオ『バブルガム・ブラザーズ』のライブを開催する予定です。
Bro.TOMさんとは、“ライブについて会話したか”聞かれると、「話はほとんどしていない。トムとは1年、2年会わなくてもライブになると、あうんの呼吸で何話すかをトークで探り合うんです。それでファンの笑いをとるというか。だから打ち合わせしたこととか1回もない。ライブ前の打ち合わせもやったことがない」と吐露。
さらに、乳がん公表後に連絡を取り合ったかについては「一回もないです。そういう連絡とかなくてもいいんです。仲悪いとかよく言われるんですけど、それがお互いのギャグみたいなものなので」と、Bro.TOMさんとの関係性を明かしました。
最後にBro.KORNさんは、「色々な人生を歩んでいましたけれども、人生なにが起こるか分からない。みなさんにも色々な検診に行っていただきたい。健康管理に気をつけて長生きしてもらえたらと思っています。この病気をして思うことは健康は大事だなということ。入院したり、死んじゃったりしたら、孫とも遊べないし、自分の好きなこともできない。なので、みなさん体だけは大事にしてください」と呼びかけました。