佐野史郎「俳優を続けていけるか不安もあった」 近年の闘病を振り返り心境明かす
映画『火だるま槐多よ』初日舞台挨拶に登壇した、佐野史郎さん
俳優の佐野史郎さん(68)が23日、映画『火だるま槐多よ』の初日舞台挨拶に登壇。近年の闘病生活を振り返るとともに、新作出演への思いを語りました。
映画は、大正時代の画家・村山槐多(むらやま・かいた)さんの作品に魅せられた、現代の若者たちの姿を描くアバンギャルド作品。佐野さんは、主人公を見守る男性を演じています。
唐十郎さんの『状況劇場』出身でもある佐野さんは、本作をカルトムービーと評し、「デビューの映画の『夢みるように眠りたい』もある意味ではカルトムービーでしょうし。元々、いわゆるアンダーグラウンド演劇のシーンから映画デビューした人間ですし。なにより、アンダーグラウンドの世界っていうのは好きです。俳優の道に限らず、表現に救われたことが随分ある」と、日本のカルト作品への思いを明かしました。
また、佐野さんは、2021年5月に腎臓機能障害のため約2か月、入院。同年12月には多発性骨髄腫を公表し、抗がん剤治療や自家移植を行っていました。闘病について触れ、「特にこの映画は自分が闘病後、1年はたっていましたけど、“俳優を続けていけるかな”みたいな不安があった時期もありましたから」と当時の心境を吐露。続けて、「なおさら、自由な作品に久しぶりに出会えて、もちろん、ものすごい緊張感はありましたけど、うれしかったですね」と、新作出演への喜びをかみしめました。
今作の撮影については、「短い撮影の間だったんですけれども、顔合わせ、本読みもありましたし。皆さん、オーディションという中でも、僕だけちょっとオーディション受けずにすみませんでした(笑)でも、その責任の重大さは少し感じていて、初心に戻って臨まなければなというふうに思っておりました」と振り返りました。
映画は、大正時代の画家・村山槐多(むらやま・かいた)さんの作品に魅せられた、現代の若者たちの姿を描くアバンギャルド作品。佐野さんは、主人公を見守る男性を演じています。
唐十郎さんの『状況劇場』出身でもある佐野さんは、本作をカルトムービーと評し、「デビューの映画の『夢みるように眠りたい』もある意味ではカルトムービーでしょうし。元々、いわゆるアンダーグラウンド演劇のシーンから映画デビューした人間ですし。なにより、アンダーグラウンドの世界っていうのは好きです。俳優の道に限らず、表現に救われたことが随分ある」と、日本のカルト作品への思いを明かしました。
また、佐野さんは、2021年5月に腎臓機能障害のため約2か月、入院。同年12月には多発性骨髄腫を公表し、抗がん剤治療や自家移植を行っていました。闘病について触れ、「特にこの映画は自分が闘病後、1年はたっていましたけど、“俳優を続けていけるかな”みたいな不安があった時期もありましたから」と当時の心境を吐露。続けて、「なおさら、自由な作品に久しぶりに出会えて、もちろん、ものすごい緊張感はありましたけど、うれしかったですね」と、新作出演への喜びをかみしめました。
今作の撮影については、「短い撮影の間だったんですけれども、顔合わせ、本読みもありましたし。皆さん、オーディションという中でも、僕だけちょっとオーディション受けずにすみませんでした(笑)でも、その責任の重大さは少し感じていて、初心に戻って臨まなければなというふうに思っておりました」と振り返りました。