【グラミー賞】作編曲家・宅見将典 EXILEなどに楽曲提供も 日本人ノミネート
■ノミネート作は「生活のあらゆる瞬間にも咲いていて欲しいという願い」
グラミー賞の“最優秀グローバル・ミュージック・アルバム”にノミネートされた作品『Sakura』は、宅見さんが海外名義であるMasa Takumiとして2022年9月にリリースされたアルバム。
この作品について、宅見さんは「毎年春になると、桜の花は私たちに優雅なひとときを与えてくれます。ですが、その美しさは儚くもあり、栄華を極めた者も必ずや衰えるという仏教の教えも思い起こさせます。この作品を通して、そんな桜の花に、春だけでなく一年中咲き誇る力を与え、私たちの生活のあらゆる瞬間にも咲いていて欲しいという願いを表現しました」とコメントしています。
■宅見将典 EXILEやDA PUMPなどに楽曲提供
EXILE、DA PUMP、AAA、私立恵比寿中学、モーニング娘。など数多くのアーティストに楽曲提供プロデュースを行っている宅見さん。
小学生の頃にブラスバンドでトランペットを始めたことをきっかけに音楽に目覚め、13歳の時にX JAPANのYOSHIKIさんの音楽に影響を受け、バンドを組みながら作曲をスタート。その後、独学でドラム、ギター、ベース、ピアノなどの楽器を始めました。
2000年には、3人組ロックバンド・sirenでメジャーデビューし、ドラマー・作編曲家として活動。バンド脱退後は作編曲家、マルチ・インストゥルメンタル・アーティストとして活動し、数々のプロデュースや映像音楽などを手掛けてきました。
2011年に行われた第53回日本レコード大賞では、作曲したAAAの『CALL』が優秀作品賞を受賞。また、2019年の第61回日本レコード大賞では作曲・編曲したDA PUMPの『 P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~』も優秀作品賞を受賞するなど、プロデューサーとして参加した楽曲が高く評価されています。
そして、第56回グラミー賞ではギタリストとキーボーディストとして参加したSly & Robbie and The Jam Mastersの『REGGAE CONNECTION』が“ベストレゲエアルバム部門”にノミネート。今回ソロ名義として初めてグラミー賞にノミネートされ、注目されています。