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ニャンちゅうなどを務めた声優・津久井教生「気管切開の手術を受けて声を失いました」

2023年2月17日 22:15
ニャンちゅうなどを務めた声優・津久井教生「気管切開の手術を受けて声を失いました」
津久井教生さんのYouTubeチャンネルより
人気キャラクター・ニャンちゅうの声などで知られる声優の津久井教生さん(61)が、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の治療のため、“声を失った”ことを報告しました。

津久井さんは2019年にALSと診断されたことを公表。闘病生活を送りながら仕事を続けていましたが、2022年11月に約30年務めたニャンちゅうの声を降板。そして、12月に気管切開の手術を行い、人工呼吸器を装着したということです。

動画投稿サイトで津久井さんは「気管切開の手術を受けて声を失いました」と報告し、「病気は進行して足から始まった症状は、手に進行して体の体幹や呼吸筋にまで及び昨年の12月2日、体調不良を起こして緊急入院となりました。12月5日に意識不明となり一時呼吸が停止しました。呼びかけなどで戻りましたが、少し不思議な体験もしました。12月9日に気管切開の手術を受けました。同時に声を失いました。そして呼吸器の装着となりました」と経緯を説明しました。

さらに「一気にALSの最終段階に来てしまった状況ですが、声を出すことができない、手足を動かすことができない、人工呼吸器に頼って、胃ろうを利用して生活する状況で、一体何ができるのか模索していこうと思います」と語り、「この状況での発信でALSの実情や介護生活や難病に罹患(りかん)しているところをお届けして、知っていただければと思います。声は失いましたが、このような発信もできます。ゆっくりと前に進みたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」と今後も発信を続けていく決意を明かしました。

現在は退院し、自宅での生活に戻っているということです。