その年度に最も印象に残る声優や作品を対象に、その業績をたたえる『第十八回 声優アワード』の授賞式が9日に行われ、浦和希さんが主演声優賞を受賞しました。

浦さんは今回、アニメ『ブルーロック』の主人公・潔世一役での活躍が注目されての受賞。そのほかにも『テクノロイド オーバーマインド』のコバルト役、『シャドウバースF』の真壁スバル／バケルス役など人気アニメの主要キャラクターを担当しています。

受賞後のスピーチで浦さんは、「こんな誉れ高い賞をいただけるなんて正直思っていなくて。昔、声優を志した頃から声優アワードの存在は知っていたし、いつか受賞できる日、こうやって登壇できる日がきたらいいなと思っていたんですけど、まさかこんなふうに主演声優賞で評価いただけたこと、うれしく思っています」と声を震わせながら挨拶し、「最初は信じられないという気持ちが大きかったんですけど、作画を担当していたり、音楽を担当していたり、宣伝や色んな形でいろんなスタッフさんが心を込めて、魂を削って作品を作り上げてくれました。だからこそ、そんなスタッフさんたちの頑張りがこのような形で評価していただけたんだなと僕自身も思っています」と、感謝を語りました。

そして、自身が声優を志した理由について、「人生のどん底って時期があったんですけど、そんなときにふと見たアニメの主人公の福圓美里さんのお芝居に心を打たれて、自分もそんなふうに心を震わせられるお芝居をしたいと声優を志しました」と振り返り、「だからこそ自分も、昔の自分のような人たちに対して、心を震わせられるようなお芝居を引き続き届けていきたいと思います。これからも役者の心を育んで、世界一の声優を目指して…。いや、世界一の声優になります！」と力強く宣言しました。