素顔を見せないシンガー・ソングライター・Siaが “素顔を明かす” 初の映画監督に挑戦
素顔を隠し活動しているシンガー・ソングライターのSia(シーア)が、初監督を務めた映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』が、2月25日に全国公開されました。
「有名になりたくない」というポリシーのもと、顔を一切公表しない“顔なきポップスター”として、世界的に注目されているSia。
オーストラリア出身で、1997年にソロデビュー。2014年にリリースしたアルバムで自身初の全米チャート1位を記録し、第57回グラミー賞では主要2部門を含む4部門にノミネートされました。近年ではリアーナ、ビヨンセ、ケイティ・ペリー、ブリトニー・スピアーズなど、数多くのアーティストの楽曲を手掛けています。
2019年には、フジロックフェスティバルのヘッドライナーとして初来日し、豪雨の中圧巻のパフォーマンスで観客を魅了しました。
そんなSiaがアーティストではなく、映画監督として素顔を明かしたインタビュー映像が公開されました。
様々な問題を抱えて生きる人々を陰ひなたになって助けたいという強い思いからスタートしたこの映画制作。
インタビュー映像でSiaは、「映画作りはすごく怖かった、初めての試練のようなものだった。でも、経験できなかった世界を見ることができ、すばらしいチームに恵まれた。とても興奮しているわ。私が今までやってきた中で最高の仕事だった。一番大変だったし、一番有意義で、一番難しかった」と振り返りました。また、キャストやスタッフに対し「この夢を実現するのを手伝ってくれて本当に感謝している」と声を震わせ、涙ながらに感謝の言葉を口にしています。