片岡仁左衛門 77歳 「自分でブレーキをかける」 大役を演じ納める
東京・歌舞伎座で1日『二月大歌舞伎』が初日を迎え、歌舞伎俳優の片岡仁左衛門さん(77)が、この公演を最後に大役を演じ納める「義経千本桜渡海屋・大物浦」の公演がスタートしました。
今回仁左衛門さんは、歌舞伎の三大名作の一つ『義経千本桜』で大役“渡海屋銀平実は新中納言知盛”の演じ納めとなる舞台に挑んでいます。
これまで2009年「女殺油地獄」や2018年「絵本合法衢」二つの演目で“演じる年がふさわしくない”“体力的に演じるのは無理”と感じ 演じ納めを行って行きました。
舞台の前、取材会で仁左衛門さんは「勤める気持ちや、それに打ち込むエネルギーの使い方が大切ではないかと思い(一世一代と)謳わせていただきました。役者はどうしても、もういっぺんやってみよう、となりかねないですので自分でブレーキをかけるためにも、皆様への公約でございます」と話していました。
千穐楽は25日です。