映画大好き芸人こがけん、名優の秘話語る
映画好きで知られるお笑い芸人のこがけんさんが、日本テレビの取材に応じ、映画『スタンド・バイ・ミー』の魅力や、亡き名優にまつわるエピソードを語ってくれました。
こがけんさんは、お笑い芸人・おいでやす小田さんとのユニット・おいでやすこがで、2020年にM-1グランプリで準優勝。一方で、年間100本以上の映画をみる映画大好き芸人としても知られ、得意の映画を駆使したハリウッド映画モノマネが人気を集めています。
映画『スタンド・バイ・ミー』は1986年に公開。4人の少年が死体探しの旅に出る物語です。ドキドキの冒険、切ない友情、同名の主題歌など、今でもファンから根強い人気がある作品です。
今回、その名作が日本テレビの「金曜ロードショー」の恒例企画「金曜リクエストロードショー」として、5月28日に本編ノーカットで放送されることが決定。
視聴者からは「今コロナの状況で、会いたい友達とも会えずにいる中で、友情の大切さを改めて知れると思う作品だと思う」や「大好きな作品です。子供たちに、子供でいるうちに観て欲しい名作」など多くのリクエストコメントが寄せられ放送されることになりました。
同作を20回以上もみたことがあるというこがけんさん。映画の魅力について「ざっとあらすじを言いますと、1959年オレゴン州に住む少年4人が、行方不明になった少年の“死体”を探しに行くって話です。“死体”を探しに行くのって言う、その意外性ですよね。“死体”というのもおっかなびっくりだけど、見てみたいっていうワクワクと恐怖の対象であって、彼らは12歳でもうすぐ中学生に進級するってことで彼らの状況的にもすごくワクワクだったり、恐怖だったり不安っていうものが混在しているっていう…。それが投影されているのが非常におもしろい」と熱弁していました。
作品には、23歳の若さで亡くなった名優リバー・フェニックスさん(少年クリス役)が出演。リバーさんは、2020年にアカデミー賞の主演男優賞を(映画「ジョーカー」)獲得した、俳優のホアキン・フェニックスさんの兄としても知られています。
兄弟についてこがけさんは「僕が好きなのはやっぱりリバー・フェニックスが演じるクリスがすごい好きで、23歳で急逝しちゃうんですけど。彼の本当の弟っていうのがホアキン・フェニックスって言う人で、彼は映画『ジョーカー』のアカデミー賞で主演男優賞をとった役者なんです。去年ホアキン・フェニックスの第1子が誕生したんですけど、その自分の息子に名付けた名前っていうのがリバーだったんですよ。本当に僕鳥肌たちました。ステキな話だと思ってます」と話してくれました。
最後に、映画にちなみ少年時代の青春の思い出について聞くと「中学1年生のときに、(友人)みんなで集まったときに遠くに不良の高校生がたむろしてたんですよ。みんな気持ちが大きくなっちゃってみんなで“バカ”って叫んだんですよ。自分らは自転車があるので逃げ切れると思ったんですけどあっという間に捕まって『誰がバカって言ったんだよ』って言われてみんな黙ってたんですけど1人の仲間が俺を指さして“こいつが言いました”って言ったんですよ。マジでそいつと(友人)と口を聞いてないですね。裏切られたんですよ。その後、お互い許しみたいなのがあるじゃないですか『スタンド・バイ・ミー』はそれは僕にはないです(笑)」と笑顔で告白。友人との苦いエピソードを語ってくれました。