アカデミー賞助演女優賞ユン・ヨジョンさん
アメリカで25日に行われたアカデミー賞の授賞式で、韓国人女優のユン・ヨジョンさんが助演女優賞に選ばれ、韓国メディアは「韓国の俳優が初めて演技賞を獲得した」などと大きく報じています。
ユン・ヨジョンさん(73)は、アメリカに移民した韓国人家族の生活を描いた映画『ミナリ』に出演し、アカデミー賞の助演女優賞を受賞しました。ユンさんは受賞のスピーチで、「私は少し運が良かったのでこの場にいる。韓国の俳優に対するアメリカのおもてなしかもしれない」などとジョークを交えて挨拶しました。
韓国の聯合ニュースは「韓国の俳優が、初めて演技賞を獲得した」として、去年、作品賞など4部門を受賞した『パラサイト 半地下の家族』が「成し遂げられなかった唯一の成果だ」と称賛しました。
アジア人の助演女優賞の獲得は、1957年公開の映画『サヨナラ』で、日本出身のナンシー梅木さんが受賞して以来だと伝えています。
『ミナリ』はアメリカ映画ですが、監督は韓国系アメリカ人、俳優は韓国系や韓国人が占めセリフの大部分も韓国語で構成されています。
写真:現地25日、アカデミー賞助演女優賞を受賞し、会見するユン・ヨジョンさん