俳優の坂上忍さんが11日放送の『おしゃれクリップ』に出演。芸歴53年、天才子役からバラエティーの世界で再ブレイクしたことに対し、現在の心中を明かしました。

MCの山崎育三郎さんから「全部、時間で決めているんですか、スケジュールは？」と聞かれると、「そうですね、ちょっと異常なまでの“逆算おじさん”と思っていただけると。遅刻恐怖症です」と答え、さらに「長く仕事してますけど、ヤバい遅刻は1回しかしたことないですね。新幹線で寝過ごしたんですよね。お待たせした方がとんでもない女優さんだったので。3時間遅刻しました」と遅刻恐怖症になった経緯を説明しました。山崎さんから「ちなみに、待たせた女優さんは？」と聞かれると、「岩下志麻さん。大女優と言われる方は怒りません。でも周りが怖いんです。よくこの人を待たせたなって空気になっているから。その後、芝居にならないですよ。2度と遅刻はしちゃいけないって、強迫観念だと思います」と当時の反省も込め語りました。

続いて、山崎さんから「今も（芸能生活を）長くやられていて、バラエティーって今、どういう場所になってるんですか？」と聞かれると、「ここ（バラエティー）がホームグラウンドなんて口が裂けても言えないし、ただ、ここまでお世話になってるから芝居のほうに“もう戻らなくてもいい”っていう覚悟でやらなきゃいけないと思ったし、ただ、よそ者っていう気持ちだけは忘れないようにしとこうっていうのは決めてます」と、役者に対する敬意を今も持っていると明かしました。

続けて、坂上さんは「バラエティーに出させていただいてるからって、“わかったツラすんなよ”っていう自分にこう言っておかないとやっぱり人間って弱いんですぐ慣れるので、だから慣れないようにっていうのは今でも思ってますかね」とバラエティーのお仕事に対する真剣な胸の内を明かしました。