水木しげるさんの長女も絶賛 片桐仁、息子・春太とともに創作アート作品を発表
■片桐親子の作品『メンボウ神』、『落花生人』
イベントでは、実際に会場に展示される片桐仁さんが貧乏神をモチーフにした『メンボウ神』と、今回の取材会のために春太さんが作った落花生をモチーフにした『落花生人』も登場しました。
仁さんは『メンボウ神』という作品について「ダジャレです。フィギュア的なものとして家に貧乏神はほしくないんじゃないかなというのもありまして。思いついたのがメンボウ神」と作品をつくるきっかけを明かし、「メンボウって、ずっと当たり前のように使っているんですけど、本当にほしいときにないじゃないですか。“あると思ったのに!”って。“もうメンボウないよー”っていう顔ですね」と、“メンボウあるある”をイメージして創作したキャラクターだと解説しました。
一方、春太さんが作った『落花生人』は千葉をイメージして作ったそうで、仁さんは「妖怪として水木先生とゆかりはないんですけど、これも妖怪だなと思った」と息子の作品をほめると、原口さんも「千葉県のゆるキャラになりそう。妖怪チックでもあり、みなさんにウケそうです」と太鼓判を押しました。
また、原口さんは展覧会の作品について「本当にどれも愛があふれていて、水木って昭和の世代の人で昔のにおいっていうのをまとっているんですけど。その水木の生み出した鬼太郎とか妖怪たちが、現代の空気をまとっているんですね。それがすごく見応えがあったし、新鮮でとても興味深い作品ばかりでした」と参加したアーティストへの感謝と喜びを明かしました。