ジブリ最新作で声優に初挑戦 山時聡真 試写会で木村拓哉が隣に 「集中して見られなかった」
この映画で声優を務めたのは、ポスター画像にも描かれている青サギ・サギ男を菅田将暉さん。キリコ役を柴咲コウさん。物語のカギを握る少女・ヒミ役をあいみょんさんが担当しています。さらに、主人公の父・勝一役を木村拓哉さん、新たな母・夏子役を木村佳乃さんが演じていて、ほかにも、大竹しのぶさん、滝沢カレンさん、國村隼さんらがキャラクターの声を担当しています。
主人公・眞人と、菅田さん演じる青サギ・サギ男の掛け合いのシーンも印象的な今回の映画。山時さんは、所属事務所の先輩でもある菅田さんから“ある言葉”をもらったといいます。
――菅田さんとの掛け合いのシーンはどのように収録されました?
(アフレコは)個別でとって、作品を見た時に菅田さんと掛け合いをしているって改めて実感がわきました。菅田さんのキャラクターは人間じゃないので、鳥を人間の声で演じるというか、そこの技術に圧倒されました。本当に、サギの声を何回も聞いていたらしくて、それが表現されていたなって感じました。
――菅田さんからアドバイスは?
アフレコが始まる前にお会いしていなくて、アドバイスをいただけるという機会がなかったんですけど、撮影が終わった後に、事務所の忘年会でお会いして「本当にすごい良かったよ」と言われて、「自分もサンちゃんのおかげでやりやすかったよ」と言ってくださったので、終わった後の方が不安でもう撮ることはないし、自分がやったお芝居を変えることはできなかったので、不安が大きかったんですけど、初めて自分の声を聞いた感想を聞けたなと思って、そこで不安もなくなりましたし、少し自信が持てました。
■キャスト陣が勢ぞろいした試写会での出来事
――キャスト陣が勢ぞろいした試写会で印象に残っている出来事は?
(映画の)試写を見るときにみんなで一列で見ようってなって、左が木村拓哉さん、右が木村佳乃さんだったんですけど、集中して見られなかったですね。緊張しちゃって。自分の声が映像に出ているっていう緊張よりも、隣にこんな方がいるっていう緊張の方がでかくて、あいみょんさんから「昨日、菅田将暉くんと電話で話していて、すごくいいって言ってたよ」って言われて、僕がいないところでも、自分の話をされているんだっていうか、「話をしてくれているんだ」ってうれしさはありました。
木村佳乃さんは、事務所の先輩で何回もお話したことがあるので、その時ちょうど学校のテストがかぶっていて、「テスト頑張って」って30回ぐらい言われました。優しいんですよ。本当の息子のように接してくださって、僕の第二のお母さんというか、木村拓哉さんは、のどアメくださって3つぐらいポンッてくれたんですけど、「食べられないわ」と思って2つ食べて1つ持って帰りました。