中村獅童、『超歌舞伎』で息子・小川陽喜と親子共演 「意識するとウルッときちゃう」
29日の一日目の公演を終えた獅童さんは「今年は約80パーセントぐらいのお客様ですね、一部入場制限はございますが。やっと少しずつ日常を取り戻しつつあるのかなと思う中で、皆様もいろいろ思いがあったんだと思いますね。お客様もお芝居にそういう思いをぶつけてくださった、そんな手応えがありました」と、お客さんの反応に手応えを感じていました。
■親子共演に「意識するとウルッときちゃう」
また、息子・陽喜くんとの共演について聞かれると、「せがれと、こうやって超歌舞伎で一緒になるってことは全く想像してなかったので。それを意識すると、こちらがウルッときちゃうから、あんまり陽喜のことは今はまだ考えないようにしています。全部が終わってから。この5000人規模の大会場で、あれだけのことをやらせていただけるってことは、本当に親としてもうれしい限りですね」と、感慨深い思いを口にしました。
さらに、初音ミクの技術革新について、「年々鮮明になっていて、ミクさんの映像は、今年はLEDパネルといって、今までと違う技術なんですよね。いまは舞台上でも鮮明にミクさんのお姿、息づかい、ちょっとした髪飾りの揺れみたいのも全部見えるので。すごい技術だと思っていますね。ミクさんに対する今までの7年間の思い、バーチャルの中の方と現実世界の我々歌舞伎役者とのコラボレート、その思いというのを詰め込んだ、一つの集大成ですね。」と、舞台の完成度に自身をのぞかせていました。