「THE FIRST」現在9位レイ
「日本から世界で活躍するボーイズグループを作る」という思いから、ラッパーSKY-HIさん(AAA日高光啓)がスタートさせたオーディション『THE FIRST』。
参加者の募集から10か月が経ち、デビューメンバーの発表が迫った今、最終メンバーに名を連ねた10人を特別取材。それぞれが抱くオーディションへの思い、そして合格への意気込みを聞きました。
『THE FIRST』は、日本テレビ系列『スッキリ』や『Hulu』で現在放送中の人気コンテンツ。“参加者の成長や葛藤”“仲間との絆”などのドキュメンタリー要素が色濃く「誰が落ちても泣く」「オーディションにハマったコトなかったのに……」と、この“ザスト”沼にハマる人が続出しているオーディションです。
■驚異的なポテンシャルが武器のシンデレラボーイ
今回ご紹介するのはレイ(カドサワン レイコ カイオシ サルシア)さん。愛知県出身、2002年9月生まれの18歳です。歌とダンス共に未経験ながら、驚異的なポテンシャルを武器に最終審査まで勝ち上がった逸材。4次審査の合宿で課題となった曲作りでは抜群のメロディーを作り、SKY-HIさんからは「音楽への愛情が常人離れしている」と評されたシンデレラボーイ。
— 音楽で影響を受けたアーティストや楽曲を教えてください。
「“歌手ってカッコいい!”と僕が言うようになったキッカケは、アリアナ・グランデさんのコンサートの動画を見てからでした。“歌ってこんなに上手くなれるんだ”とその時から思うようになって、歌うことがだんだん好きになりました。アリアナ・グランデさんを動画で見て楽しんでいた僕が、今では“同じステージに立てるように頑張りたい”と思えるようになりました」
— レイさんが“大切にしていること”はなんですか?
「僕は『音楽を聴く時間』を大切にしています。元々は好きで聴いていましたが、最近は音楽に依存しています。出かける時の移動中は必ず音楽を聴いています。聴かないと落ち着きません」
— アーティストを目指したキッカケ、オーディションに参加した理由を教えてください。
「僕がアーティストを目指したキッカケは“人と繋がりたい”からです。自分が作った音楽が聴いている人と共鳴して、少しでも心に触れたら幸せです。それがしたいからアーティストになりたいです。そして、オーディションに参加したキッカケは『虹プロ』でした。一般人でも努力したらチャンスはあるのだと知って勇気づけられて、頑張っている姿を見て自分も頑張りたいと思えました。虹プロの参加者たちが僕を勇気づけたように、僕も誰かのそんな存在になりたいです」
■「アーティストになる覚悟ができた」オーディション参加当時との違い
— オーディション参加当時と今の違いはありますか?
「参加当時は気持ちや心構えが曖昧で、自信もなくてダンスも歌も下手でした。だけど今はアーティストになる覚悟は出来ていますし、自信も徐々についてきました。ダンスは悪目立ちはしないし、歌もメインボーカルを務められるくらいのレベルに持ち上げようとしているところです」
— オーディションに参加して「嬉しかったこと」「悲しかったこと」はありますか?
「嬉しかったことは、ずっと音楽と触れ合って距離が短くなったこと。15人だけではなく、3次審査で会った人たちとも出会えたこと。そして人として成長できたことが嬉しいです。悲しかったことは、合宿期間中に家族や友達に会えないことでした。さみしがり屋なので、安心できて落ち着ける人といるのが大好きです。その中で仲が良いとはいえど、出会ってから日の浅い参加者たちといるのは、慣れるのに時間がかかったと思います。でも慣れてからはだんだん素顔が出せるようになりました」
— レイさんの印象に残っている参加者は誰ですか?
「僕はリュウヘイくんがとても印象に残っています。理由はアーティシズムFIRST、クオリティーFIRST、クリエイティブFIRSTが体現できていて、パフォーマンスに華があるからです。“すごい”としか言えないくらいです」
■「初心を忘れず」合格を勝ち取り、アジアの頂点へ
— どのようなアーティストを目指していますか?
「僕の強みは歌です。弱みはダンスの経験が浅いことです。歌で表現しきって、いい音楽が作れるようにしたいです。ダンスはこれからいっぱい踊ってみんなとの差を埋めたいです。人の心に触れることができるアーティストになりたいです」
— 合格への意気込みを教えて下さい。
「デビューできたらこのオーディションに参加した当時の自分の気持ち、初心を忘れず、日本のトップアジアの頂点に立てるグループの一員になります」
写真:現在9位 レイさん(C)BMSG