蜷川幸雄さんが手がけた演劇集団が活動終了
演出家の蜷川幸雄さんが手掛けた演劇集団「さいたまネクスト・シアター」が解散することが発表されました。
2009年に若手俳優育成プロジェクトとしてスタートした「さいたまネクスト・シアター」。2011年には読売演劇大賞優秀作品賞を受賞するほか、さいたまゴールド・シアターとの共演で海外公演を成功させるなど成果を収めてきました。そして今年、当初から掲げていた若手育成の目的を達成したなどの理由から活動に幕を閉じることとなりました。
解散前、最後の公演となる『雨花(うか)のけもの』で演出を手掛けた俳優で演出家の岩松了さんは「あらためて蜷川さんに鍛えられた集団だなと感じています。ひとつの集団としての力があって、純度が高いんです。最終公演というのは残念ですが、細川さんが書いてくれた物語の中で、有終の美を飾ってくれると思います」とコメントしています。
最終公演は今月15日まで行われる予定です。