円楽が語る新型コロナ、小遊三“濃厚接触”
落語家の三遊亭円楽さん(71)がトリを務める「国立演芸場8月中席」で13日、演芸番組「笑点」で共演する三遊亭小遊三さん(74)や座布団運びなどアシスタントを務める三遊亭愛楽さん(51)が出演しました。
国立演芸場8月中席(8月11日〜20日)は、亡き桂歌丸さんから円楽さんがトリを引き継いだ夏の風物詩で、今年で3年目を迎えました。
円楽さんは高座で「いつ終わるんだかわからないコロナ禍、先行きもまだまだ見えない。いろんな言葉を覚えましたね。“ソーシャルディスタンス”ってのは、随分前から家の中ですね。去年から小遊三さんが一番食いついているのが“濃厚接触”。わけわからずに喜んでましたよ。『楽さんいいねぇ、濃厚接触っていうのは』。バカじゃねえかと思いました」と会場を沸かせました。
小遊三さんはインタビューで「思い出すのは歌丸師匠のこと。円楽さんが引き継いで張り切っておりますので、怠けるわけにはいかない。オリンピックが終わってパラリンピックその最中コロナがこんなになって、うちの猫が具合悪くなっちゃうし、いろいろありますよ。お客さんが来てくださるというのは本当にありがたい」と感謝。
卓球好きで知られる小遊三さんは、東京オリンピックで卓球日本代表選手が活躍したことについて「佳純ちゃん(石川佳純)が神がかってましたね。それから水谷(水谷隼)が頑張ったし。全員頑張って良い結果が出て、卓球界にとっては見通しが明るい」と期待を込めました。
笑点アシスタントも務める三遊亭愛楽さん(51)は、山田隆夫さんに座布団を渡し続けて23年。ここ国立演芸場は、愛楽さんの師匠である5代目三遊亭圓楽さんが最後の高座を務めた舞台です。
愛楽さんは「うちの師匠がこの世界を引退するにあたって国立演芸場で芝浜を演って『もうわたし辞めるよ』というのがこの楽屋であったので、感慨深いところもありますね」。
また、新型コロナウイルスの影響で「お客様も暗い感じなんですよね。大声で笑っちゃいけないのかなみたいなところもあるし、マスクも外して大きな声で笑えるような日本に早く戻ってほしい」と話していました。