“濃厚接触者”受験ガイドライン見直しへ
オミクロン株の濃厚接触者となった受験生への対応について、末松文部科学相は、別室でも会場での受験を認めないとするガイドラインを見直すことを発表しました。
末松文科相「オミクロン株の感染拡大が危惧される中においても、1人でも多くの受験生が適切に試験を受けられるようにすることが必要である」
オミクロン株の濃厚接触者の受験をめぐっては、文科省が24日、別室でも会場での受験を認めず、追試験や振り替え受験で対応するよう求めるガイドラインを各大学に通知していました。これは、政府の方針である14日間待機をふまえた措置でしたが、受験生らからは反発の声があがっていました。
これを受け末松文部科学相は、これまでの濃厚接触者への対応と同様に、PCR検査の結果が陰性で、受験当日に無症状などの要件を満たせば、別室での受験を認める方向で調整をしていることを発表しました。
文科省は28日、再度改訂したガイドラインを全国の大学などに通知する予定です。